SBK

SBK(スーパーバイク世界選手権)は、MotoGPと同じように、国際モーターサイクリズム連盟が統括、ドルナ社が各種権利を管理しているオートバイの大会です。
元々はイタリアのFGスポーツが主催していましたが、2013年以降はドルナ社が主催となりました。MotoGPとは一味違うレギュレーションが特徴で、また別の楽しみ方ができる大会といえるでしょう。
SBKの主な特徴
元々は、AMAライダーであったスティーブ・マクラフリンが発案した大会で、1988年から国際モーターサイクリズム連盟公認で開催されています。MotoGPが専用のオートバイを用意するのに対し、SBKでは市販車をベースに改造して行われる点が特徴です。
市販車をベースに改造したからと言っても、スピードの差は大きくなく、さまざまなメーカーの車両が見れるという点での楽しみ方もできます。世界中の主要なオートバイメーカーによる戦いは、ある意味でブランドイメージ向上や市場拡大にもつながるため、当然ながら本気です。
レースはヨーロッパを中心に、世界中で開催されています。MotoGPと同じように、SBKも転戦しながらポイントを稼いで年間チャンピオンを決めるという点は一緒です。ライダーもMotoGP経験ライダーや、世界各国の国内選手権で優秀な成績をおさめたライダーが多数参加します。
SBKのレース形式
予選形式は開催時期により異なります。1台ずつでのタイムアタック・全車同時走行での時間計測によるものなど、参戦台数の確保やTV放送の関係などで変化するようです。
決勝も開催時期により異なりますが、2019年からは3レース制(土曜午後・日曜午前・日曜午後)で行われています。
スーパーバイク選手権の著名なライダー
2015年~2020年と連続で年間チャンピオンを守るジョナサン・レイは、カワサキのZX-10RやZX-10RRで活躍。鈴鹿8時間耐久ロードレースでの優勝経験もある、北アイルランド出身のライダーです。
SBKで活躍するバイクメーカー
カワサキ(ZX-10RR・ZX-10Rなど)・ヤマハ(YZF-R1)・アプリリア(RSV4)・ドゥカティ(1198R・1098 F08)・ホンダ(CBR1000RR)・スズキ(GSX-R1000)が歴代のチャンピオンを輩出しています。
市販車をベースにしているので、愛車と同じだともっと楽しめるかもしれません。