MotoE
ロードレース界にも電動バイク登場?
バイクレースというとエンジン音が魅力ですし、電動バイクというとピンときません。
しかし、MotoGPのプロモーター「ドルナスポーツ」によって、電動バイクによる新しいチャンピオンシップが生まれ注目されています。
それが「MotoE」2019年に始まったバイクレースです。
MotoGpと比較してもレース形式が違うので、このレース形式オン違いを楽しむのもおすすめです。
どんなレースなのか知ってから見るとさらに楽しさが増します。
MotoEのレースシステム
MotoEはMotoGPとレースのシステムが違います。
予選はEポールと呼ばれ、ライダー1人ずつワンラップアタックで行われるのが特徴です。
決勝レース周回数は、だいたい5周から7周、時間にすると15分くらいとなります。
20週以上が基本
MotoGpなどは基本的に20週以上ですし、時間にすると45分くらいのレースとなりますが、電動バイクレースは時間がかなり短く設定されています。
これはこのレースに参加するライダーの電動バイクが最終ラップまで全力で攻めきれるレースにしたいということでこうしたシステムとなっているのです。
この先電動バイクのバッテリーがさらに持つようになったら、今までよりも長い時間、また長い距離のレースになるのではと予想したファンもいますが、現時点では周回数の増加はないとしています。
MotoEはMotoGPと併催されているため、決勝日に時間をかけることが難しいこと、短いレースの方が若い世代を引き付けると考えられているため、現行の周回数で行くと予想されているのです。
これまでに行われたレースのチャンピオンは?
MotoGpの面白さを持ち、なおかつMotoGPとはまた違う楽しさ、魅力を持ったレース、そんなレースが期待されて作られたMotoEは、2019年から始まったレースですから、また3シーズンしか行われていません。
これからさらにチャンピオンシップとして知られて行き、参戦するライダーも多くなると予想されています。
2019年、MotoEの初代チャンピオンとなったのは当時22歳だったマッテオ・フェラーリ選手、翌年2020年は当時33歳のジョルディ・トーレス選手でした。
MotoGPのようにメーカーによってマシンが違うのではなく、MotoEは同じマシン、同じタイヤでの戦いなので、よりライダーの実力、能力が試される戦いといってもいいでしょう。
周回数が多いレースとは違い、MotoEは周回が少なくレース時間も短時間です。
よく考えてみるとかなり過酷なレースといえます。
その中ではたった1度の転倒がレースに大きくかかわりますし、リタイアすることもあるのです。
MotoGpと同じようなレースでも、全く違う要素を含んだ電動バイクレースなので、この先、さらにファンは多くなっていくでしょう。