ビックベンの画像

BSB(ブリティッシュスーパーバイク選手権)は、1988年からイギリスで開催されている公道用市販車で行われるロードレースの大会です。イギリスを代表する大会で、かつては世界最高峰の国内スーパーバイクレースとして認知されていました。

レースが開催されるサーキットを数多く所有するモータースポーツ・ビジョン社が開催・運営を行っています。また、日本人ライダーの清成龍一が2006年・2007年・2010年で優勝したことがある大会です。

BSBの主な特徴

イギリスで行われる国内選手権ですが、世界から注目を受けている大会です。BSBから、SBK(スーパーバイク世界選手権)やMotoGP(ロードレース世界選手権)にステップアップするライダーも数多く、一流ライダーへの登竜門ともいえます。

ハイレベルな大会だからこそ非常に注目度が高く、SBKやMotoGPに参戦経験のあるライダーがBSBに参戦することもあるほどです。2009年は、イギリス国内で36万8000人が視聴し、さまざまな放送で合計800万人のファンが観戦したとされています。

主に使われたサーキット

メインはイギリスのサーキットが使われ、他にもスコットランドやオランダで行われています。

現在は、下記がサーキットとして使われています。

  • ブランズハッチ
  • オウルトンパーク
  • スネッタートンモーターレーシングサーキット
  • ノックヒルレーシングサーキット
  • スラクストンサーキット
  • カドウェル・パーク
  • ドニントンパーク
  • TTサーキット・アッセン
  • シルバーストーンサーキット

過去には、下記のサーキットも使われていました。

  • イギリスのクロフト・サーキット
  • マロリー・パーク
  • ロッキンガム・モーター・スピードウェイ
  • アイルランドのモンデロ・パーク
  • ウェールズのペンブリー・サーキット

使用されているバイク

市販車をベースに作られていますが、過去にはルールの抜け穴を利用して「homologation specials」が使われることもありました。つまり、レースのために特別に作られた車両で、生産台数が少ないバイクです。

メーカーとバイクで並べるとBMW(BMW S1000RR)、ドゥカティ(Panigale V4)、ホンダ(CBR1000RR)、カワサキ(ZX-10R)、スズキ(GSX-R1000)、ヤマハ(YZF-R1)、MVアグスタ(MV AGUSTA F4)など。過去には、ノートン(Norton rotary F1)、KTM(KTM 1190 RC8)がありました。