MotoGP
MotoGP(ロードレース世界選手権)は、国際モーターサイクリズム連盟が統括、ドルナ社が各種権利を管理しているオートバイの大会です。
正式名称は「FIM Grand Prix World Championship」。シリーズの略称は、過去にWGPと呼ばれていましたが、現在はMotoGPと呼ばれる機会が多いです。1949年から開催されており、オートバイの大会として最高峰に位置する大会と覚えておきましょう。
MotoGPの主な特徴
過去は公道用市販車を改造したものや公道封鎖でのレースが行われていましたが、現在はレース専用のオートバイとサーキットがあり、世界各地のサーキットで転戦して獲得ポイントでシリーズのチャンピオンを決める大会です。
エンジンの排気量別に、3つのクラスがあり、250cc・765cc・1000ccと分かれています。レギュレーションは時代により異なりますが、近年はこの3つで行われている大会です。
全クラスでライダーとメーカーの2つで選手権があり、ライダー個人とメーカーで年間のチャンピオンを決めることになります。また、MotoGPクラスはチーム選手権があり、それぞれで名誉をかけた激闘が繰り広げられているのです。
オートバイの進化や時代に合わせてレギュレーションの移り変わりがあり、ライダーの個性と合わせていくつもの名勝負が生まれた歴史ある大会といえるでしょう。
MotoGPのレース形式
初日はフリー走行でマシンの調子やコースの確認を行い、2日目から公式予選、3日目が決勝という形で行われます。予選は規定タイムがあり、このタイムよりも超過した分でスタートの位置が決まります。
過去にあったクラスと日本人の優勝者
1982年まで開催された350ccクラスでは片山敬済、2009年まで開催された250ccクラスでは加藤大治郎・高橋国光・原田哲也・青山博一・中野真矢・岡田忠之、2011年まで開催された125ccクラスでも、上田昇・宇井陽一・坂田和人など多数の優勝をしたライダーがいるなど、他にも多くの日本人優勝者がいます。
MotoGPを見るなら
公式サイトのビデオパスを購入するか、CS放送が一番確実です。ただし、中継は基本的に時差もあって深夜に行われる点に注意。他にも、ストリーミングサイトで見ることができます。
地上波に関しては、その時々によるので確実とは言いづらいです。公式サイトが一番手軽に見やすいので、もし観戦したいのであれば、まずこちらを見ましょう。